中国シルク博物館で南宋服飾展 皇族墓などの出土品展示

中国シルク博物館で南宋服飾展 皇族墓などの出土品展示

xhnews | 2026-04-02 09:57:15

3月27日、中国シルク博物館「南宋のクローゼットを開く」展で展示を見る人たち。(杭州=新華社記者/馮源)

 【新華社杭州4月2日】中国浙江省杭州市の中国シルク博物館で、同省と福建省の文化財機関や博物館などが共同企画した「南宋のクローゼットを開く」展が3月27日から始まり、南宋時代の服飾関連文化財を多数展示している。

 展示品は、浙江省台州市で2016年に発見された趙伯澐(ちょう・はくうん)墓、福建省福州市で1975年に発見された黄昇(こう・しょう)墓の出土品が中心で、いずれの墓も精美なシルク服飾品が多く副葬されていた。中国シルク博物館の鄭嘉励(てい・かれい)副館長は、両墓の発掘は「南宋のクローゼット」を開けるようなものだったと紹介。浙江、福建両省でこれまでで最も重要な宋代服飾文化財の発見になったと語った。

3月27日、中国シルク博物館「南宋のクローゼットを開く」展で展示を見る人。(杭州=新華社記者/馮源)

 展示総数は83点(組)で、うち15点が国の1級文物に指定されている。今回が初公開の文化財も多数含まれる。

 趙伯澐は宋の太祖趙匡胤(ちょう・きょういん)から7代目の子孫、黄昇の夫の趙与駿(ちょう・よしゅん)は11代目の子孫に当たる。鄭氏によると、両家はいずれも朱子学創始者の朱熹(しゅ・き)と交流があり、その学説を信奉していた。葬儀も「朱子家礼」に基づき、死装束は儀礼用ではなく生前の普段着を用いたため、出土した服飾品は南宋時代の人々の生活や衣食住を如実に再現していた。

3月27日、中国シルク博物館「南宋のクローゼットを開く」展で展示を見る人たち。(杭州=新華社記者/馮源)

 同館の季暁芬(き・ぎょうふん)館長は、趙伯澐と黄昇は宋の宗室とその妻という身分にあり、衣服は非常に洗練され、格式が高く、工芸・品目・等級いずれにおいても極めて希少だと説明。今回の展示を通じて宋代の服飾文化をより多くの人に知ってもらいたいと語った。(記者/馮源)

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